パートになるもう一つの理由

大腸の内視鏡検査を受けてきた

今日は、大腸の内視鏡検査を受けてきた。実は、今月初め、左下腹部が我慢できないほどの痛みに襲われた。病院での診断の結果は、大腸の一部であるS字結腸が炎症してるとのこと。

 

左下腹は、前々から張ったり、痛みがあったりで、治っては再発をここ数年、繰り返していた。たぶん、ストレスのせいだろうと思って、放って置いたんだけど、放っておけなくなった。

 

点滴と抗生物質投与で、炎症は治まったのだけれど、念のため、腸の中を調べましょうとなって、本日の内視鏡検査と相成った。

痛いのは嫌!

朝6時から、事前に渡された下剤を2時間かけて、飲む。飲むのは、別に、いいんだけど、この間、何回も何回も、トイレに行かなきゃいけないのが辛かった。

 

私は元来、こういう、体の中に、器具を突っ込まれるのが大の苦手。だいぶ前にやった胃カメラだって、もう、オェオェやって、看護師さんに体をさすられたり、なだめられたり。カッコ悪いったらありゃしなかった。

 

まあ、好きな人はそうはいないだろうけど、痛みにめっぽう弱い私。案の定、今日も、人目もはばからずに顔を歪め、「痛い、痛い!」を連発。

 

前回、説明を受けた時には、痛かったら、鎮痛剤を打ってくれるって言ったのに、看護師さんたら、「力抜いて、力抜いて」っていうだけなんだから、ホントに、もう。抜くことができたら、とっくに、力抜いてるってば…。

 

ただ、内視鏡がひと通り、中に入ったら、痛みは和らいだ。先生がすかさず、モニターに映った画面を指差しながら、

 

「所々、小さな穴が空いてるの、見えます?ここに、便が入り込んだりすると、菌が繁殖して、炎症を起こすんですよ。ただ、心配いらないです。他に、悪いものは何もないですから。」

 

便秘しないように、牛乳とか、ヨーグルトとかを摂ること、また痛くなったら点滴を受けに来てくださいってことで検査は終わった。ひとまずは、安心。

医者に謝られてびっくり

最後に、先生が「痛かった?」って聞くから、「はい、少し…」と控えめに言ったら、「すみません…」と申し訳なさそうに、苦笑いで謝る。

 

私は慌てて、「いえ、私は、もともと、こういうの弱いので…」と言ったら、先生は再度、苦笑。「すみません」と。ちょっと、びっくりした。医者に謝られたのは初めてだったから。

 

その時、思い出したのが「仁」っていうテレビドラマ。主役の大沢たかおさん演じる医師の仁先生が、タイムスリップした江戸時代で怪我の縫合手術をした際、痛がる患者の叫び声で放心状態になった。

 

その時は、何かの手違いで、現代から持ってきた麻酔薬を使えなかったんだよね。無事、手術は終わったんだけど、「俺は、痛みを和らげる縫合の仕方さえも知らなかったんだ。」と仁先生は反省していた。たしか、そういうシーンがあったと思う。

 

今日の先生が、ちょっとだけど、仁先生と重なったんだ。真面目で謙虚な人なんだなあ、と。とってつけたような言い方だけど、看護師さんも、みんな、いい人たちだった。先のような、個人的な不満はあったにせよ、嫌な感じを受ける人は、誰もいなかった。

 

ひさしぶりに、いいお医者さんに当たったなと思った。教えてくれたのは、会社の先輩。同郷で、けっこう、病気持ちの人だったので、どこか、いい病院を知らないかと思って聞いてみたら、ここを紹介してくれた。先輩、ありがとうございます。

「ここらで生活を変えろ!」

でもね、思ったんだ。いくら、心配ないって言っても、腸に穴が空いてるっていうことは、たぶん、ストレスなんだよね。体に負担をかけてるってことだ。

 

対処療法ももちろん、大事だけど、やっぱり、根本的な部分、「無理な生活をしない」っていうのを一番に心がけなくちゃね。これから、パートになるし、そして、今残ってる数十日の有給休暇もどんどん消化していくつもり。

 

健全な精神は健全な身体に宿るっていう言葉があったと思うけど、今日の検査でも、それをかみしめた。心身が健康なら、どうにでもなる。

 

パートになると決めた背景には、実は、大腸の炎症も一役買っていた。ここで、身体を犠牲にしちゃいけないと。「ここらで、ひとつ、生活を変えろ!」そういうタイミングだったと思う。

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