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なにも変える必要はなく、すでに実現がある

今まで一生懸命生きてきたつもりだけど、なんか、仕事はうまくいかないし、人間関係もうまくいかない。自分を出せず、いつも、損ばかりしているような気がする。だから、あなたは、いろんなサイトをめぐり、人生を好転させるという本を読み漁り、いろんな人にも教えを請うてきた。

 

それでも、あなたは変わらなかった。いいえ、ちがいます。本当は、あなたは、最初からなにひとつ、変える必要なんか、なかったのです。だから、「変わらなかった」と思うのは、ある意味、正しいです。

図1 人生イメージ図(※クリックすると大きくなります。)

 

図1の上は、私たちの本来の人生イメージです。あなたの願い(人生目的)と実現は同時に存在しています。私たちは現在から未来へ頑張って実現するのではなく、なんとなく、勝手に未来の方から実現がやってきてくれます。

 

下は、普段、「人生なかなかうまくいかないよね〜」ってつぶやいてしまう人生イメージ。真ん中に三角の物体が置いてあります。普段、私たちは、これを「問題」とか「不安」「不満」ととらえていますが、実際は三角があるだけです。

 

実現ボールがこちらに向かってくる途中で存在する「三角」は、実現加速のジャンプ台としてとらえ、ボールを飛ばせることができます。平坦な道を通らせるために、どかしたり、別の道を通らせてもよいのです。この三角自体に意味はなく、理由付けをしているのは人間です。要するに、勝手に、これは問題だ、とか、あってはならないものだ、とか判断しているだけなのです。

 

じゃあ、「勝手に判断しなければいい」「ジャンプ台として捉えるみたいに、ポジティブに見ればいいんだ」と言って、失敗してきた方、けっこう多いのではないでしょうか?それは、結局、不満、問題ありきで考えているから。つまりは「〜しなければならない」と考えているだけなので、やっぱり判断しています。

 

感情と思考を変える必要はない

では、どうすればよいのでしょう?実は、どうしようもないのです。あなたが普段感じている感情、湧いてくる思考に、「どうこうしよう」はできないと思っておいた方が無難です。だから、別に、どうもしないで放っておきます。湧いてくる感情と思考には一々反応しないのです。思考と感情も、ついでに現実も変える必要はないです。

 

「そんなんじゃあ、なにも解決できないじゃないか!」と思われるかもしれませんが、解決する必要はありません。徐々にではありますが、あなたは、物事の見え方が中立になっていきます。つまり、今、目の前にある世界の見方がひとつではなく、無数にあることに「自ずから」気づいていきます。

 

すると、面白いことに、これまた自然に、自分のとるべき道を通っていくので、すでに問題は消滅です。だって、捉え方が変わって、問題を問題と判断しなくなったのですから、問題はありません。かくして、あなたは、上の図「本来の人生イメージ」へと転換(本当は戻るだけ)していきます。

 

本来であれば、これだけで、人生スムーズです。人生の願いも目的も、勝手に完結していくので、なすべきことなど、ありません。あとは、心地よいこと、楽しいこと、好きなことをやって、好きに過ごしていきましょう、そのうちいい感じになります。これで、人生オールOKです。

 

ただ、これだけだと、たぶん、あなたの感情と思考は納得しないと思います。感情と思考にとらわれない、放っておき続けても、「なにかやることを見つけたい、納得したい」というのも人間の性ではあります。これは、べつに、悪いことではありません。そういうのも人間であるし、やりたいことをある程度、納得して、邁進するというのはとても楽しいものです。

 

本音の願いに正直に向きあうと思考と感情も納得する

そこで、おススメしたいのが、自分自身の本音に、正直に向き合うことです。「私は本当に、本当は、どんな生き方をしたいのだろう?」と常に、問い続けること。一切の条件、過去の失敗とか、自身の性格とかに配慮しない、純粋な願いに向き合うことです。それが本音だと思ったら、どんな願いでも良いのです。

 

できれば紙にかきだして、探っていきましょう。紙に書くことで、考えがつながったり、まとまったりして、あなたの願い(本音)が明確になる確率が高くなるからです。そして、「これが本音だ、願いだ」と確信したら、小さなことから動いてみることです。

 

これをしていくことで、生活にもリズムができ、退屈な毎日が活性化されていきます。また、少しずつでも動いていくと、なにかしら成果が出てくるので、あなたの感情と思考も納得でき、内面的にも穏やかになります。

 

かくして、内面、外面、両方が統合され、そのうち、自己啓発とか、精神修養だとかの興味が薄れてきます。「あれ、なんで、今まで私、こんなことに一生懸命になっていたのかしら?」なんて思うようになります。それは、いたって健全な過程です。あとは、自分への信頼が高まって、誰に依存するとかもなくなり、自身の決断と知恵で物事が進んでいきます。

 

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