引っ越しの決断1周年

引っ越しの決断から1年が経った

引っ越しを決めてから、今月で1年が経とうとしている。早い!暮らしも落ち着き始め、「いいところに引っ越してこれたね」と両親もご満悦のようで、息子としては、ホッとしている。

 

高齢ながら、荷物整理その他にいそしみ、この一大イベントをよく乗り切ってくれたと思う。感謝しかない。

 

前に住んでいた、親名義の家は無事、昨年の6月に売れた。住んで45年にもなる、かなりの古巣だったけれど、なんと、「そのまま使わせてください」という奇特な方が現れ、喜んで譲渡させてもらった次第。

 

45年も経ってたから、家族全員が「あの家は、取り壊しだな」と思っていた。おそらく近所の人たちも。近くにあるその古屋は、時折、散歩の途中なんかで拝見している。綺麗に手入れし直され、見覚えのある形で今もなお、健在だ。よい人に買われて、ホント、よかった!

 

いろんなことがあったとはいえ、自分が育った大事な家だ。これからもしばらく、お役に立っておくれ!そして、先月、その家の譲渡所得の確定申告と、新しい家の住宅ローン減税の申請が終わり、ようやく住まい関係の仕事が終わった。なんだかんだ、がんばりましたよ(笑)。

 

前にも書いたけど、古巣にいた時は、ずっと、あそこにいるんだと思っていた。新居への引っ越し先の候補はいくつか、出ていたものの、なんだかんだで立ち消えになってきたので。親もだんだん、引越しが億劫になってくる頃だしね。それが一転、ほぼ2ヶ月で、今の住居に住むことに。

よくわからんが、結果オーライ

なんだか、人生ってよくわからんですね。予想もつかないことってけっこう、あるものです。そのあと、勤務先と住まいが目と鼻の先になって、会社が「交通費は出さないよ」とか抜かしたので、頭にきて「それじゃあ、自由な時間をください!」とパートに転向。

 

収入は減ったけれど、念願通り、自由な時間が増えた。早めに家に帰って、春は窓から蝶が舞うのを眺め、寒い雪の日には、空からぼたんが舞い降りるのを飽きずに眺めていた。

 

晴れた日は、自転車で土手を爆走し、遠くそびえる山なみを望みつつ、川のほとりに行って、これまた飽きずに水をただ、ただ、ボーッと眺める。そんな日常が、今、目の前にある。

 

その上、さらに、車があり、学べる趣味がある。これを「恩寵」と言わずに、なんと言えばよいだろうか。挙げれば、挙げるほど、豊かさが湧き出てくるのだから。

 

これこそ、私が望んでいたものなのかもしれない、と最近は思う。いや、思い込んでいるだけかもしれないけど。でも、今は、それでいい。続いてほしいけれど、そんなのはわからない。変わる時は、変われ!何があっても、生きるぞ!

 

だから、これからも、この豊かさとともに、学んでいく。どう転んでも、生きていけるように。命を終えるその日が来るまで。人生、目の前にあるものから、学び、糧にしていく。多分、これだけだ。これだけが、人生かもしれないと、ひとり、カッコつけてみる(てへっ)。

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