ちょっと、あわただしかった年末

葬儀に参列しました

今年も終わりですね。皆さんは、どんな一年だったでしょうか?

私は昨日、一昨日で、親族の葬儀に出ておりました。亡くなられた方は、まだ若くて、享年が70代前半。ただ、認知症の進行がずいぶん前からあって、ここ数年は重度の介護が必要な方でした。

「もうちょっと、長く、生きてくれていたら…。」という声は、ちらほら、聞かれました。しかし、喪主の方は、「介護中、いろいろあったけど、なに言われても、ずっと、笑っていました。なんだかんだ、幸せな人生だったんじゃないかな?って思ってます」とご挨拶していました。

喪主の方も、介護で大変だったと思う。心ならずも、暴言を吐いてしまったこともあったそう。それでも、本人が幸せな気持ちでいてくれたなら、きっと、悔いなく逝かれたんじゃないかと思います。そういうご様子を周囲に見せてくださっていたのなら。

お身内だけの、小さな葬儀でしたが、みんな、和やかに、ゆっくりと故人に向き合えていた感じがしました。

実は、私は、身内といえど、故人には3回ほどしかお会いしたことがありません。周りの人も、もう、10年ぶりに会うような方たちばかり。それでも、在りし日の笑顔を思うと、こみ上げるものがありました。

また、皆さん、話下手な私に優しくお声をかけてくださり、「ここにいるべくして、いるんだな」という感覚になりました。お葬式って、やっぱり、故人よりも、生きている人のために、あるんだなって、いつも思います。

故人は、きっと、亡くなられた瞬間に成仏してる。葬儀を通じて、「あなたは、どう生きるの?」そんな問いを、故人から、問われているような気がします。特に、今まであったお身体が、跡形もなく真っ白なお骨として、私たちの前に現れた時に。

仕事も終わり、のんびり過ごそうと思っていた矢先の訃報だったので、ちょっと、バタバタした感じがありました。でも、年末も、正月も関係なく、流れていくものがあることを、はっきりと、教えてくれた行事でした。

故人のご冥福をお祈りしつつ、「自分も、しっかり、その時が来るまで、人間やるんだ!」と思った次第です。皆様も、どうぞ、良いお年をお迎えください。今年も読んでくださって、ありがとうございました。

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