おみくじの「凶」に神をみる(?)

先日、鹿島神宮へ初詣に行ってきました。鹿島神宮は、このブログでは、何度も書いていますが、わたしにとっては、特別な神社です。地元近くの産土神への初詣とは、別に、毎年ごあいさつに伺っています。

上の写真は、令和元年に撮影した鹿島神宮の奥宮。現在、奥宮は修復工事中で、社殿外からの参拝になります。

鹿島は遠方なので、いつも、1月下旬から2月初旬頃、都合を見ていくんですけれど、あいにくの「蔓延防止」発令中でした。解除を待って、この時期になった次第です。


今年は、父親がめでたく喜寿を迎えます。感謝とこの先もつつがなく過ごせるよう、両親と3人でご祈祷を受けることにしました。

天気が良く、大安ということもあって、他のご祈願者もちらほら、いらっしゃいました。お宮参りが多かったかな。でも、祝詞奏上中も、赤ちゃんたち、静かに、いい子にしてました。元気に、この世を渡り切ってほしいです。



そんなすがすがしい思いを抱きながら、ご祈祷後にご神札等などをいただいて、外に置いてあった「事触れ」というおみくじをひいたら、なんと・・・・・・・!


「凶」・・・ですよ・・・。



いや~、人生初の凶。今まで引いたこと、なかったのに。なんだかなあ。。。なんて思いながら、気持ちを落ち着けて、おみくじ冒頭の和歌をみるとですね、


鹿島野や 
檜原杉原(ひばらすぎはら) 常磐(ときわ)なる
君が栄は 神のまにまに




なんですよ。詠み人が「定家卿」とあったので、藤原定家のことだとおもうんですけれど。
意味は、よくわかりません。たぶん、



鹿島という土地が、檜やら杉やら、尽きることのない資源に覆われているように、私たちの豊かさも永遠であろう。すべては、神の御心のままである。



こんな感じかなあ、と勝手に解釈したんですよ。つまり、「こざかしい、細工なんてするんじゃねぇ。もっと、心の基礎を固めて、豊かさとは、なんなのかを知るんだ!」っていう鹿島の大神からのお叱りの言葉かと。



まあ、思い当たる節がありますよ。



今、ここで、はっきりとはいえませんが、ちょっと、強引な方法で、ある願いを達成しようとしたことがありました。それをやってはいけない。鹿島様からのご忠告です。




翌日から、それを封印したら、なにやら、スッキリして、心も晴れ晴れ。その1週間後あたりに、机の引き出しを整理していたら、なんと、隅の方から三千円がでてきました。まあ、ただ単に、昔、なんかの拍子に入れたのを、忘れていただけなんでしょうけど。



しかし、このとき、「ああ、これでよかったんだ」って、なんとなく直感しました。あそこで、やめて、よかったんだと。
スピをやっていたせいもありますが、日常のささいなことでも、そして、特に、神聖な場所での出来事は、メッセージと解釈しています。たとえ、凶のおみくじでもね。



ただ、凶を引いた瞬間は、もう、「あ、やっちまった!」って、感じ。でも、心を入れ替えたせいか(?)、特に、今まで悪いことは起きていません。そして、そのおみくじも、戒めのため、今も、神棚に置いています。



ちなみに、凶をひいたことは、両親には内緒にしてあります。おみくじは、彼らと離れていたときに引いたので。まあ、知って、この記念の参拝にひっかかりを残してもらっても、嫌なので(笑)



この日は、この後、香取神宮、息栖神社を回りました。鹿島神宮とあわせたこの三社は、「東国三社参り」と呼ばれているそうです。この3つをまわると、伊勢神宮へ参拝したのと同じ御利益が得られるとか。



読者のみなさまも、お近くで、機会がありましたら、やってみてください。香取は鹿島と共に、毎年行ってますが、今回、息栖神社は初のお参り。人も少なく、静かで、大鳥居は利根川の支流沿いにあります。風向明媚でした。

息栖神社。
息栖神社、一の鳥居からの眺め。



余談ですが、この鳥居の下に、日本三大霊泉のひとつで、「忍潮井」とよばれる縁結びに効くらしいパワースポット井戸があります。なかに埋められている瓶を見ることができれば、ご縁があるそうです。

この日は、水の濁りもなく、よく見えました。いいご縁があるといですけどねぇ。

忍潮井。男瓶と女瓶の2つがあって、こちらは女瓶。うっすらですが、丸い瓶が見えています。



まあ、なにはともあれ、よい1日でした。最近は、神社とお寺ばかりを巡る、みそぎ(?)の旅が続いています。いずれ、また、気が向いたら、書いてみます。

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