お金を生み出す方法はだれでも持っている
お金はいつでもある!
もう、数年前の話になりますが、スピリチュアル的なお金のセミナーを受けたことがあります。当時は、独立してヒーラーを開業していました。お客さんもほとんど来ないで、「この先、生活をどうしたものか」と悩んでいた時期でした。
お金が入って来るようにするには、どうしたらいいのか、っていう考え方を学びに行ったんだと思います。もう、ほとんど、セミナーの内容は忘れてしまいましたが。ただ、一つだけ、今でも覚えている、セミナー講師の言葉があるんですよ。
それは、「いいですか、みなさん、お金というのは、いつでもあるんですよ。ないんじゃないんです、あるんです!」というもの。
当時は、「ああ、そうなんだな」としか、思わなかったか、あるいは、「そうか、あるんならあるんだ」と思い込もうとしたか、どっちかだったと思います。しかし、いずれにしても、自分が思うような結果は出なかったので、結局、お金がいつでもあるとは思えませんでした。だって、手元に入って来ないのですから。
しかし、今、振り返ると、この言葉は当たっています。みんな、「お金持ち」とか「豊かさ」っていうと、今、手元にお金がひっきりなしに入って来ることをもって、表現することだけを考えてしまっています。これは、正直、もったいない考えです。
お金のあるなしは今手元にある金額だけではない
私の職場を例にあげてみます。ある同僚なんかは、よく、給料を話題にあげて、「この額では結婚もできないし、子供も育てられない」ってぼやくんですよ。でも、別の同僚なんかを見ると、同じ仕事量で、ほぼ同じ給料の額であるはずなのに、しっかり子供を育てているんです。
奥さんも働いてないって聞いています。特に、株やネットで儲けたとかの話も聞きません(黙っている可能性もありますが)。
ただ、もしかしたら、同僚と奥さんのご両親が、直接的にしろ、間接的にしろ、助けてくださっているのではないか、という憶測はできます。であればですよ、別に、自分の給料が少ないから、結婚できない、子供を育てられない、というのはあてはまりません。
前出の同僚は、自分の手元にある金額だけをもって、そのように予測しているだけなのです。とにかく、結婚をして、子供もできれば、そのあとは、なんとかなるかもしれないのです。たとえ、親の援助がなくても、今の職場より、給料的にもっといい職場が見つかる可能性だってあります。
お金のセミナーとかでよく言われる、「お金のことを先に考えるよりも、好きなこと、やりたいことを先にやれ」っていうのは、こういうことを言うのだと、対照的な二人の同僚を見て思うのです。
見栄や条件を外せばお金はどこにでもある
私自身も同じ経験をしていますよ。私は、今、両親と同居しています。家賃や食費はかからないので、給料の大半は貯金に回せます。本とか、趣味とか、ちょっとした小旅行程度なら、お金の心配をすることなく、そちらに回せるので、今のところ、不自由はありません。
あまり、大きい声では言えないのですが、数年前に新車を買った時も、少し、親に前借りという形で、援助してもらいました。その代わり、両親が希望するときは、必ず同乗させる(送り迎えする)、という条件付きですけれども。
これをですね、「いい歳して、親と同居はみっともない」とか、「親のスネをかじるなんて・・・」とか、常識とか、世間体とかにとらわれ始めると、文字通り、お金は入って来なくなります。豊かさとは、給料とかの今ある、お金の金額ではないのです。欲しい時に、相応のものが入って来てくれる、それを含めて、その人の豊かさを測ることができるのです。
私の錬金術は両親と仲良く暮らすこと(?)
豊かさを創るのって、案外簡単ですよ。
私の場合は、両親と仲良く暮らすことです。私は、今のところ、彼らにお金の援助はできませんが、不得意なネット通販の手伝いをしたり、運転できない母親の送迎をしたり、と自分のできることを快く引き受けています。
だから、彼らも、気持ちよく、私が困っているときは助けてくれます。もちろん、これは、両親に限らず、いろんな人によくできると、それ相応の豊かさが回ってくることでしょう。こういうのが豊かさなのだと、私は、思います。
人によって、豊かさを創る方法は千差万別ですが、まずは、考え方を変えて、実は、目の前に、それがあることを実感できると、現象もそのようについてきます。とてもシンプルなんですよ。
書いてて思ったんですけれど、やっぱり、世の中、考え方、思い方次第かもしれませんね。あると思っただけで、やっぱり、ある、出現するのです。というわけで、これで、みなさんも、もう、お金のセミナーは必要ありませんよ。どんどん、豊かさ、創っちゃいましょう!
追記
2018年11月27日
これも、この記事で書きましたが、「信頼=お金」っていう図式です。私は、両親からの信頼という形でお金を創っているのですね。改めて、感謝です。