あなたの穏やかさが穏やかな状況を創る

何が起きても取り乱さないと決めておく

日々の生活をするときに、特に、心がけていることがあります。それは、何が起こっても、できるだけ取り乱さない、ということ。この心構えは、特に、仕事で大きな力を発揮してくれます。

 

現在の職場は、基本的に自己完結できる仕事で、ほかの仕事に比べたら、人と接する機会は少ないほうだと感じています。しかし、どんな仕事でもそうですが、まったく、人を介さないということは、たぶん、ないでしょう。

 

私も、やはり、お客様あってのお仕事ですし、組織である以上、同僚、上司、社長、いろんな方と接する機会があります。時に、「なんだか、理不尽だなあ」って思うこともあります。

 

そんな時、真っ向から、「それは違います!」とか、言えたら良いんですけれど、性格上、それはなかなかできない。それに、正直言って、どうでもいいことが多い。まあ、相手はどうでもよくないから、一生懸命主張するのですけれど。

私が実践している3つの処世術

なので、私の処世術。

①基本的に争わない、とりあえず、お相手のお話は聞いておく。

②相手の目をしっかり見る(注1)。

③穏やかに話す。

 

これをしておくだけで、相手のほうも、なぜか落ち着いてきます。自身が穏やかにいることで、周囲にも穏やかな雰囲気が伝わってくれます。結果、お相手が折れてくれることもありますし、文句をおっしゃいながら、退散してくれることが多くなりました。

 

おかげで、今まで、仕事上のミスはありますが、たいしたトラブルもなく(あっても、なぜか、助けられる)、無事に仕事ができています。

 

※(注1)相手の目をしっかり見る。目は口ほどにものを言います。言葉を発さなくても、目を通してこちらの意志の強さ、穏やかさを伝えられます。結果、相手の感情を抑えることができます。(2017/10/17 追記)

普段通りに生活をして妖怪を退治したお坊さんの話

ちょっと、スピリチュアル系が好きな人には、似たようなお話がありますよ。

 

たしか、南禅寺だったと思います。鎌倉時代、このお寺に夜な夜な妖怪が出て、時の法皇を悩ませていたと言います。そこで、ある禅のお坊さんに、この妖怪の退治をお願いしました。

 

このお坊さん、お寺に住み始めましたが、別段、何をするでもなく、ただ普通に写経をしたり、自分の仕事をするだけで、特に祈祷とかもしませんでした。しかし、しばらくすると、妖怪は出なくなったそうです。

結局、自分自身の穏やかさが周りを穏やかにする

このお話、けっこう好きなんです。今まで、スピリチュアルとか、頼ってきた自身にとっては印象的なエピソードでして、「結局、自身の穏やかさが、周囲を穏やかにしてくれる。やっぱり、自分自身の心がけ次第なんだ」と素直に思ったのです。スピリチュアルから、少しずつ、距離を置いていくきっかけにもなりました。

 

トラブルがあると、人間、どうしても、あたふたしてしまいます。それは、それで、普通の反応なのですが、普段から、上のようなエピソードを知っておいたり、頭の隅に入れて、意識しておくこと。これ、大事です。

 

その時、できなくても、くりかえし、くりかえし、ことあるたびに、意識し続けるのです。そうすれば、大抵のことは、冷静に対処できるかなと思います。

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