まずは「嫌いなことはしない」から始めよう

嫌いな仕事から逃げて見えてきたもの

基本的にどんな生き方をしても良いと思います。一番良いのは、好きなことに没頭できることです。今、それができている人はとても幸せなことです。ただ、「好きなことをやれって言われても・・・」っていう方の方が多いことでしょう。

そんな時は、まず、「嫌いなことはしない」と決めておきましょう。あなたの中に「不快」という概念を極力、埋め込まないための知恵です。

私は今の職に就くまで、けっこう転職を繰り返してきました。アルバイト、契約社員、内職、家事手伝い・・・。バス運転手以外で正社員をやっていた期間は2年だけ。今のを合わせると、6年ぐらいです。

1ヶ月、1週間でやめた仕事もありました。本能的に、「これは向かない」と思うと、仮病使ったり、いろんな理由くっつけて、止めるのも聞かずに。そういう面では、潔かったです。第一印象は良いみたいで、まじめに、長く続けてくれそうに見えるのか、「辞めます」というと、驚かれたり、慰留されたりすることが多かったです。

今思うと、第一印象が悪くなかったので、職にあまり、こだわりを持たなければ、面接だけのところは高確率で内定を出してくれました。そういうのもあって、「辞めぐせ」はついていたと思います。辞めても、なんとかなると。

一般的な常識からすると、「どうしようもない奴」ですが、(悩みながらも)自分の気持ちに正直にいられたことは、とてもうれしく思っています。いろんな職も、無職も、経験できましたし。もうひとつのメリットとして、転職、無職を繰り返すと、自分の時間が多く持てるので、いろいろ、人生を見つめ直すことができたのは良かったですね。

旅行とかも、辞めた直後に、随分と行かせてもらいました。暇を持て余して、少々、考えすぎてしまった感は拭えませんが。

嫌いなことから遠ざかれば、残るのは心地よさだけ

それでも、世の中にはいろんな生き方があり、いろんな人がいて、いろんな考え方があること。心地よく生きている人が、当たり前のように感じているかもしれないことを、自分の肌で実感、体感できたのは、嫌々働いている時ではなくて、そういうことから離れていた時でした。

それも、これも、嫌いなことはしたくない。この一点に、導かれたものだと思っています。あなたが今、どんな境遇であっても、好きなことやってなくて、もがいていたとしても、嫌いなことはしない、不快なことはしない、と決めておく。つまりは、自分に正直になる。

そうすることで、今、好きなことが見つかっていなくても、嫌いなこと、不快なことから遠ざかっていけば、自ずと、残るものは、心地よいものだけです。ぜひ、ほかではない、今いるところから、始めてみてください。きっと、なにかが変わり始めます。

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