無理しない生き方を総括してみた
自分に合う生き方とはなにか?
昨今では、セミリタイア、働かない生き方、ブログで飯を食う、人にご飯を奢られながら生活する等、本当に多彩で、「う〜ん、このアイディアはすごい!」と思われる生き方をしてる人が増えているようです。
既存の価値観がどんどん崩れ、世間は混迷を深めているようにも見えますが、私的には、やはり、「自分が望む、いろんな生き方ができる時代」が到来したんだなと素直に思います。
世の中には、上のような、いろんな生き方がある中で、「じゃあ、自分に合う生き方ってなんだろう?」と多くの人が考えることでしょう。このブログを読んでくださるような方も、きっと、そんな思いを持ち続けながら、今、現在も、奮闘しておられる方がいらっしゃるかもしれません。
自身の経験を綴ってきたこのブログでは、その一つの解答として、「無理をしない生き方」というものを提示してきました。
雇用っていう選択肢、そんなに悪いの?
私は、今現在、会社員として働いています。既存の価値観が崩れていく中で、「先進的な方たち」から見れば、未だに、会社員という「社畜」を続けているわけでございます。
ただ、バスの運転手という、ちょっと、特殊な仕事を偶然、選ぶことができました。会社員ではあるのですが、仕事の性質上、四六時中、上司や同僚と顔を突き合わせることからは解放されています。これは、私にとってはラッキーなことでした。
おまけに、通常、バスの運転手は早番、遅番、一日乗務というシフトがあります。誰でも、交代制で勤務するのが普通です。ところが、私は自身の得意な早番、つまり、朝早く出勤して夕方ちょっと前には帰る、というスタイルをほぼ確立させることができました。
もちろん、このスタイルを確立させるためには、いろいろ策を練りましたし、上司や同僚に嫌われることを覚悟しました。実際、いろいろ上司とはやり合いました。結果、ほぼ、今の自分に合う生き方ができていると思っています(今後も、いろいろ考えながら、さらに、よい働き方を模索するつもりです)。
ここで、私が皆さんに言いたいこと。それは、「先進的な生き方」を望むあまり、ネット収入とか不労所得以外の、「雇用される」という生き方を極度に、選択肢から外していないか?ということです。
確かに、いわゆる先進的な生き方をする人って、アイディアもすごいし、それに費やす時間も、度胸も、覚悟も、ワンランク以上、上の人が多い。「誰でもできる!」とその人たちは一様に言うけれど、「それが本当に自分に合っているかどうか?」はまた、別の話なのです。
既存の価値観をぶっ壊すより、無理のない生き方を考えよう
だからこそ、私は言いたい。「あなたにとっての無理のない生き方って、どういうものなの?」と。
これは、私がそうだったのですが、精神的に病んでる時って、なかなか、既存の価値観を壊せる人って少ないんですよ。偶然、環境が全てをぶっ壊して、精神の針を振り切らせて、マイナスがプラスに転じるっていうのは、あると思います。
でも、それがないから、みんな、悩んでいるんでしょ?だったら、一気に一発逆転じゃなくて、「徐々に変えていく」っていう方が現実的です。無理できないなら、無理しちゃダメなのです。
外に出たくても、外に出られないなら、家にいることが無理のない生き方です。「それでも、外に出たい」と思っているなら、いろんな人を頼ってみるのも変化です。スピリチュアルや占い、カウンセリングっていうとりあえずの手段をとってもいいと、思っています(ある段階に来たら、通り抜けなければいけないと私は、思っていますが)。
そして、やがて、ネットで稼ぐならできる、とか、郊外とか田舎行って、生活費削って暮らしてみるかとか、いろいろ自分で試してみる、次の段階に移れるかもしれません。
その段階で、「外に出て働いてみる」っていうのも一つの手段として、残しておくのはありかと思いますよ。無理しない程度に。週3日のアルバイトだって、微々たるものだけど、7〜8万ぐらいは稼げると思います。
実は、雇用してくれるところを探す方が、ネットでいろいろ構築してくとか、投資の勉強して…とかよりは手っ取り早いのです。すぐに、お金が欲しいなら。7〜8万って微々たるものだと思うかもしれないけど、実家暮らしなら、貯金もできます。
また、それを稼ぐのに、あなたは1ヶ月、なんとか、人との関係をうまくやってきたわけです(人間関係が合わないなら、様子を見て、次の仕事を考えていいですよ。人間関係に翻弄されるなら、無理をしない生き方には、到底なりえませんので)。
人との関係を自分なりに、どう処理するか?っていう問題も、解決できる糸口ができるのです。
お金を得る手段は合法なら、どんな方法でもいいけど、とりあえず、「自分で稼げた」っていう満足感がとっても大事です。これで、けっこう、自分に自信持てる人が多くなります。私も、実際に、これで、精神的にかなり落ち着いたし、今の自分につながっています。何よりも、「さて、次はどうするか?」っていう段階に行けました。
で、その精神的な安定をいち早く確保できるのが、アルバイトってわけです。
雇用されるか自営かではなく、「自分がどうありたいのか」を決めておく
ここで、重要なのは、「自分が一番大事」っていうこと。雇用されると、いつの間にか、会社の都合の良いように扱われちゃうことが多いです。日本って、同調するのが当たり前だし、できないと自分が悪いと思ってるから、みんな、なんか、妙に空気を読んで、会社のために働いちゃう。
今はもう、終身雇用は崩壊中。滅私奉公の時代はとっくに終わりました。なので、給与以上の仕事はしない、休みもちゃんと取る、働くのは自分のためであって、会社のため、はたまた、都合の良いことしか言わない世間のために働くのじゃないんです。自分のために働いてください。
給与のために働いたっていいじゃないですか。でも、それは、お金が出る範囲まで。あとは、自分の時間を大事にしましょう。そうすれば、自営とまではいかないけれど、かなりの自由を確保できます。私は、一時期、自営でやっていたこともあったけど、自分の言い分をはっきり示せる今の方が、あっていると思っています。あくまで、私の場合は。
なので、一概に、「社畜にはならない」と決めつけるのではなくて、「自分がどうありたいか」を決めときましょう。私は、確かに、システム上、社畜です。でもね、崇高な(?)精神は、自営ですよ。だって、言いたいことは、言ってきたし、嫌いな人とは付き合ってませんから。
新しい、古いと言う概念に囚われるな
話題のブログや本なんかを見ていると、みんな斬新なアイディアに感化され易くなって、いつの間にか、「そのアイディアじゃなくちゃ、自分は救えない」なんて思っちゃう人が多い。でも違いますよ。
新しいから良い、古いから悪いじゃないんです。一番大事なのは、「無理をしない生き方」なんです。スピリチュアルが心地いいなら、それは、やっぱり、一つの生き方だろうし、リタイアが心地いいんじゃないかと思ったら、挑戦してみることは、大いにやるべきです。
しかし、それがどんなに斬新なものであっても、ある一つの生き方に、概念に縛られないでほしいなと思います。いつでも、「ダメなら、別のこと考えるぜ」の心がまえを持っていた方が楽だし、ひょっとしたら、伝統的な考えの方が楽しかったりするかもしれません。
なので、私もいつでもこんなクソ会社辞めてやろうと思ってますし、「お前ら、俺に気に食わない事したら、承知しねえぞ」っていう意気込みで、今日も元気に仕事にでかけていきます(本当かよ!)。
これ言ったら、元も子もないけど、人間の考えるものって、やっぱり、結局のところ、概念でしかないので、あんまり、人の言葉をまともに受けちゃダメです。もちろん、このブログも、です(まあ、そんなの、すでに、わかってますよね?)
あなたにとっての無理しない生き方は、なんでしょうか?あなたが、どんなに性格が良かろうが、悪かろうが、気が弱かろうが、強かろうが、そんなの知ったこっちゃありません。
今のあなたのままで、できる、「無理じゃないこと」やって、のほほんと生きていきましょう。