放っておければネガティブ思考はあっていい
ポジティブとかネガティブとか考えない
願望実現には、感情とか、思考のコントロールについてのお話がでてきます。この手のメソッドとかって、基本的にネガティブ思考はダメですよね。なにが起きてもポジティブ、いい気分でいようとか。確かに、それができれば一番良いのですが、毎回、毎回ポジティブってけっこう大変です。っていうか、そんな必要もないです。
ポジティブ、ネガティブとか、あんまり考えないで、湧いてきてしまう思考、感情はそのままにしておけばOKです。つまり、このブログのサブタイトルにもなっていますが「放っておくこと」が肝心。放っておくと、何事もなく、ただ過ぎ去っていってくれます。
逆に、湧いてきた感情にかまってしまうと、いろいろな現象を起こしてしまいます。では、放っておけると、どうなるか。大きなトラブルが起こらなくなるので、毎日が平穏無事に過ぎるようになります。たまに起こっても、自然に解決、または、うまく対処できる感覚が強まります。
放っておけと言われても、始めは、たしかに、苦しい時期が続くと思います。感情とか思考って、わかっていても虜にされてしまうから。怒りなら、「どうしても仕返ししてやりたい」と行動を起こしてしまうだろうし、悲しみなら、「この悲しい気持ちをなんとかしたい」と、なにかにすがりたくなるでしょう。
どうしても自分でコントロールできないようなら、はじめのうちは、スピリチュアルな本やカウンセラーの癒しも役に立ちます(前にも述べましたが、あまりハマらないようにしましょう。あくまでも応急処置のつもりで)。
でも、だんだん落ち着いてきて、ある程度まできたら、湧いてくる感情や思考を放っておく訓練を始めましょう。湧き出してくるものに、もう、いちいち相手にしないのです。
はじめのうちは、「ああ、今、こんな感情が湧いている」「こんなことを思っている」というように、第三者が感情・思考を眺める感じで、実況中継するようにします。私は、けっこう面倒くさがりなので、中継は面倒です。
なので、やっぱり、放っておきます。放っておけば、3秒くらいすれば、別の思考やら感情が湧いてきて、元のものから焦点をずらすことができます。ずっとこの繰り返しです。
慣れてくると、自身のコンプレックスなんかも、これで対処できますよ。「お前は◯◯(コンプレックス)だ」という思考が湧いてきても、「ああ、そうなんだな」で終わるし、コンプレックスを思い出させる映像が浮かんできても、「あんなことがあったな」で終わります。感情が高ぶることもありますが、高ぶるままにしておいて、放っておきます。何回か繰り返すと、感情の方はだんだん薄れてくるので、そのうち気にならなくなるはずです。
放っておくとちょっとした良いことが増えてくる
これは、やればやるほどうまくなっていきます。そのうち、些細なことでは動じなくなり、たいていのことはどうでもよくなっていきます。どうでもよくなることが増えると、ちょっとしたことですが、「ああ、よかった!」が増えていきますよ。
たとえば、お店の駐車場が空いていない。「どこか空かないかなあ」って思っていると、すっと車が出ていって駐車スペースが確保できたり。こんな小さなことなら、けっこう頻繁に起きてきます。本当にちょっとしたことですけどね。でも、このちょっとしたことが、いかに、日常生活をスムーズにしているか、気づいていただけるとうれしいなって思います。
ネガティブ思考は、みんな誰しも持っているものですし、それを抑えるのは不自然です。また、持っていても、放っておければ全然問題ありません。無理してポジティブ思考に置き換える必要もありません。
本当に簡単なことですので、もしよかったら、実践してみてください。そのうち、願望も、どうでもよくなってくるかと思いますが、決してフヌケな人生にはならないはずです(笑)。