「なにかを成し遂げる」とか「成功する」っていう思い込みを外そう

副業とか独立とか「みんなそれがいい」と思ってるから、そうするの?

職場とか、学校とかは、集団作業が基本です。なので、個人に対して、集団の輪を崩さない、面倒くさくない人間を望みますね。いい子でいること、組織の役に立つ人間が重宝されるのは、当たり前になっていきます。集団にとってはいいのですが、個人にとっては、なかなか厳しい世の中です。

 

毎日、毎日、人の顔色を伺ったり、迷惑をかけないように、失敗をしないようにしたり、気が抜けません。そんなことをしていると、どこかの時点で限界がきます。これは、組織だけの話ではなく、生き方についても、同じです。

 

サラリーマンは給料が上がらないから、副業をみつけて、生活費の足しにしようとか、独立して収入を増やそうとか、いろいろ考えると思います。

 

いえ、副業が悪いとか、独立が悪いとか言っているのではありません。そうではなくて、副業するとか、独立するとかが、もしかしたら、それも、みんなが「そう考えているから、そのように考えなくちゃいけない」って思っていないでしょうか?

 

今、手持ちのお金を増やすことを善とした前提条件がある上で、メディアとか、雑誌とかに、お金を増やす方法に、こんな方法やあんな知識がある。会社で働くより、良さそう。だから、私もそうしたい・・・という風に。

 

まあ、だからといって、会社で働くことが一番いいなんて、言いません。しかしですね、「今、手持ちのお金を増やすことがよい」という前提条件があって、それを基に、独立だの副業だのを考えてはいないか、は知っておいても良いと思います。

 

それを知ったからと言って、お金は増えないでしょうけれど、「お金を増やさなきゃいけない」という前提条件を自分の中で作っていることに気づいていないと、副業をしても、独立しても楽しくないと思います。

 無意識に作ってきたルールとは反対のことをしてみよう

このように、私たちは、知らず知らず、生きる上での条件を勝手に(無意識に)作ってしまったり、思い込んだりしています。だから、生きる上で、「幸せになることがよい」という条件(ルール)がつくと、スピリチュアルやセミナーにはまったりして、逆に不幸になるという現象が起きたりします。

 

個人的に思うのは、今まで、人の言うことをよく聞いて、まじめに生きてきた人、自分探しをしてきた人、幸せを追い求めてきた人(それでうまくいかなかった人)ほど、逆のことをやってほしいと思います。

 

組織の中で、いつも目上の人や上司に褒められてきた人(それが、重荷になってしまったと感じる人)は、仕事の手を抜いてみる、サボってみる、あえて面倒くさい人間になってみる(これは、なにを隠そう、私です!)。

 

自分探しをして、未だに見つからない人は、もう探さないで、目の前のことに向き合ってみる(実際、自分を探しても、みつからないと思います)。幸福を求めて、満たされないなら、セミナーに通うのをやめて、現実的に生きてみる、今、自分ができることで、動いてみるとか、ですね。

 

よく、「なにかを成し遂げるには、自分の枠を超えよ」っていうじゃないですか。その通りだと思うんですけれど、その「なにかを成し遂げる」とか「成功」とかっていう前提条件も超えちゃった方がいいんじゃないかって、思います。

 

成功とか、思い通りにするとか、成し遂げるとか・・・。そんなルールを少しずつ外していって、今いるところで、とりあえず、生きてみる。そうすると、なんとなく、うまくいっていることが多いかもしれません。

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