あきらめてみたら、なんとかなった話
仕事でタイヤチェーンを装着するはめになった
昨日は大雪で、私の住んでいるところでも、相当な量の雪が降りました。昨日も仕事で大型車を使っていました。当然、ノーマルタイヤで走るわけにもいかず、途中で、タイヤチェーンを装着しました。ところが、私は、このチェーン装着が大の苦手。
会社で行われる年一回の講習に、毎年参加しているんですけれど、こちらは、年に一回、降るか降らないか、の地域なのです。なんとなく、「降ったら、降ったで、なんとかなるわい」という甘い考えが抜けません。
なかなか、覚えられなくて、いつも、誰かに巻いてもらっていたのですが、今回の本番は、周りに仲間が誰もいません。会社に電話しても、「今、人がいなくて、誰も、そっちに行けないから、自分でチャレンジしてみて」とつれない返事です。
チェーン装着に難儀してたら助けてくれる人が現れた
現場は、我が社の出先機関。幸い、屋根がついている駐車場に止められたのですが、夜の7時頃で、雪のピーク時。風が強く、すでに、吹雪いています。寒いし、なんだか、心細くなってきました。
「ああ、しかたない、自分でやるしかないのか」と、半ばやけくそになっていたら、「お〜い、どうした?」と、出先機関の守衛所にいた、年配の方が出てきてくれました。
この現場に来ると、いるときは必ず声をかけてくださる気さくな方です。口数の少ない私にも、懇意にしていただいていました。
「あ、え〜っと、ちょっと、チェーンの巻き方がよくわからなくて・・・」と困惑気味に言ったら、「ああ、そうなんだ。俺もよくわからないけどよ、ちょっと、一緒にやるか。どれ、懐中電灯照らしててやるからよ。」
いや〜、本当にありがたかったです。で、ほっとしたら、なんか、落ち着いてきて、講習で習ったことを思い出してきました。守衛所の方にも、アドバイスを頂きながら、曲がりなりにも、なんとか、形になりました。車を動かすと、しっかりと、グリップが効き、装着成功です。
「お〜、いいじゃないか!これで、大丈夫だ。気をつけてな!」チェーンを巻けたことよりも、守衛所の方の情けがうれしくて、涙が出そうになりました。ご自分の仕事もあったでしょうに・・・。何度も、何度も、丁重にお礼を言って、現場を後にしました。
あきらめると逆になんとかなるもの
おかげで、無事に仕事を終え、帰宅することができました。この雪の前の日まで、「ああ、明日は、雪降らないといいな、なんとか、仕事の間は降らないでいてくれないかな」と気になってしかたありませんでした。
でも、いざ、その状況になったら、なるようにしか、ならないものなんですね。引き寄せとか、イメージングとかもいいけれど、イメージした通りには、ならないことも多々あるでしょう。でも、なんとかなる。その状況にあった、ふさわしいカタチが自然に造られていきます。
なので、望む状況を願っても、だめなら、あきらめて、今ある状況に任せるのもいいんじゃないでしょうか。これが、カッコよくいうと、今にある、ことかもしれません。っていうか、なるようにしかならない、ていうだけの単純なお話ですね。
それよりも、我が社は、チェーンの要らないスタッドレスタイヤを導入すべきです!これは、やっぱり強く願ってしまいます(!)。