■あなたは、本当に本当は何をしたいの?

はじめに、とても重要なことを、言います。あなたの願いを実現させるのに、必要なことは、唯ひとつ。その願いがあなたの本音であること、この一言に尽きます。これは、あなたが心地よく生きる上で、とても大事なこと、というより、マスト(必須)です。

 

願望実現、自己実現は今やブームとなっておりますが、意外とこの超大事なポイントを見落として実践されている方が多いと思います。例えば、お金が欲しいって言う願いがあったとします。しかし、ここでちょっと、考えて観ましょう。あなたの本音は本当にお金をたくさん得ることでしょうか?

 

お金をたくさん使って、あなたは、「何をしたいか?」っていうのがあなたの本当の願い(本音)ですよね?

 

大好きな海外旅行にいくらでも行ける、引っ越しができて大きな家にも住める、しかたなく働いてきた会社も辞めて、嫌々付き合ってきた人たちともバイバイ、あとは悠々自適・・・。これって、よ〜く考えると、あなたは、別にお金が欲しいわけじゃありません。

 

要は、そのお金を使って得られる先のことをあなたは求めているのです。だから、お金が欲しいっていうのは、あなたの本当の願いじゃありません。その証拠に、上で挙げた願いは、別にあなたにお金がなくても、実現する方法はいくらでもあります。

 

海外旅行なら、誰かが連れてってくれる(費用を出してくれる)可能性だってあります。会社についても、「どうしたいのか?」で、お金を持ち出す必要はないかもしれませんよ。仕事がいや、人間関係が嫌なら、部署の配置転換を願い出る、という行動をとれば、人間関係もガラッと変わる。前より環境が良くなることだって、いくらでもあります。結果的に仕事も楽しくなり、人間関係もよくなることはいくらでもあります。

 

このお金の例で言うなら、あなたの本音はお金をたくさん得ることではありませんね。本当は、「海外旅行したい」っていうのが本音。海外旅行して、いろんな外国の人に会ったり、文化に触れてみたりして、体験したい。会社のことなら、「楽しく仕事がしたい」というのが、あなたの本音かもしれません。

 

■本音の願いなら、実現しやすい

この本音の願いっていうのは、あなたが思う以上に、ポンって実現、解決することが多いです。なぜか?それは、本音なら、心地よいからです。だって、嘘偽りのない、あなたの本心です。気持ちいいに決まっています。そして、心地よければ、自然に、その願い実現に向けて行動したくなってしまいます。

 

行動すれば、いろんな所でも言われているように、結果が出やすくなります。当たり前といえば、当たり前です。でも、今まで、願望実現と言ってガンバってきたのに、現実が動かないと感じているのなら、その願いは、あなたの本音ではないかもしれないのです。

 

あなたのその願い、本当は、ほかの誰かが羨ましくて、作っていませんか?ほかの誰かの期待に応えようとしてませんか?ほかの誰かを見返そうと思って浮かんだものではないですか?

 

本音と偽の願いの区別のしかた、とっても簡単です。上のような条件(余計なもの)が付いていれば、その願いを思ったときに、おそらく不快な気持ちを感じるはずです。あるいは、実現に向けて行動していないか、遅々として進まない、そんな状況になっているでしょう。

 

ぜひ、もう一度、振り返ってください。あなたのその願い、本当に、本当に、あなたが望むものですか?本当はどうしたいのですか?

 

■これからはアウトプットで生きよう!

最後に、本音の願いに向き合うことの意味をぜひ、お伝えしたいと思います。このサイトを見てくださっているあなたは、もしかしたら、いろんな本を読み、いろんなサイトから学び、たくさんの自己啓発、セミナーを受けてきたかもしれません。

 

敢えて言います。あなたはすでに、自分の人生を自分らしく設計し、組み立てる力はすでに持っています。十分すぎるほどに。それでも、今まで思い通りに生きて来られなかったと感じているのなら、それは、行動できなかったから。そして、行動できなかったのは、あなたがその願いに本気になれなかったからです。

 

だから、そろそろ、あなたの本気の願いに気付きましょう。そして、これからは、アウトプットです。もちろん、その願い実現の過程で必要になってくる知識の吸収は必要ですが、それは、本気なら自然にインプットされていきます。語学の習得と一緒です。

 

語学を学ぶ場合、多くの人は、文法とか、単語とか、完璧に覚えてから、喋ろう(アウトプットしよう)とします。ですが、ある程度の知識があるのなら、先に喋っちゃったほうが習得が早いです。っていうか、喋ってる時点で、もう、コミュニケーション取れてるのだから、もう、願いは叶ってます(習得してます)。ここのところ、とっても重要ですよ。比喩だけにしておくのはもったいない!私たちの願い実現プロセスとまったく同じなのですから!

 

間違えたら恥ずかしい思いをするとか、勉強している自身は気にするかもしれませんが、ネィティブの人からすると、実は、どうでもよいことの方が多いのです。逆に、「こいつは本当によくしゃべる、すごい!」なんて思われてることもざらです。本音の願いというのは、間違いとか、失敗とかを、そのように思わせないチカラがあります。っていうより、無我夢中なので、気にならないのです。

 

そして、1か月、3か月、半年、1年・・・と使い続ければ、着実に語学力は上がっていきます。いつのまにか、度胸も自信もついて、そのうち、初心者の方に教えることもできるようになり、仕事にできるかもしれません。

 

願い実現とは、とてもシンプルなものです。あなたが心から望むことに気付いて、あとは動くだけ。これだけなのです。とにかくやってみる。すると、次のステージに着実に上がっていき、気がついたら、景色が変わっています。

 

■願い実現よりも先へ

 

みなさん、願望実現って躍起になっているけれど、本当に穏やかでスムーズな人生を送るのに、本当は、あまり、願望実現って関係ありません。それよりも、いつも、穏やかで、涼しい風が吹いていることにいつも気づけるほうが本当は大事です。

 

なぜか?簡単です。そっちのほうが楽で、悩みとは無縁だからです。願い、願いって、気にしてる必要もありません。願いも、「そういえば、叶ったんだな」ってきづくことが多くなります。

 

ただ、本音の願いなら、自分から動きたくなることが多いので、実現は早く感じます。また、人間は、ぼーっとしてるより、なにか、やることのほうがあったほうが精神的にも、落ち着きます。なので、できることは、どんどん動いていきましょう。

 

そして、そのプロセスの中で、気付いてほしいと思います。「ああ、叶えるものなんて、はじめからなかったのだ」と。

 

すると、あなたは変わります。今までの過去の積み重ねに終止符を打ち、すべてがスムーズに、穏やかに、流れていくのを、感じることでしょう。