神秘体験によらないワンネス体験
ワンネスの極意
スピリチュアルをやっていると、「統合」とかワンネスとかっていう言葉が出てくる。大雑把にいうと、「すべては一つ」っていう概念らしい。自分も他人も、今起きている出来事も、すべては、自分自身であり、また、その世界こそが自分自身であるって感じでしょうか。
このワンネスっていう意識を経験された方によると、例えば、世界も、自分も一体で、他人も、自分も区別なく、すべてが愛で包まれていることがわかった、なんていうお話を聞くことができたりする。
もちろん、私には、そんな神秘経験は一度たりともありません。散々のめり込んだのにねぇ(笑)。ただ、スピから離れてだいぶ経ってからですが、
これって、すべてが一つなら、すべてが世界なら、別に自分の周りに起きてくることは、その世界の一つであり、それで何も問題ないのだから、別に、起きていいし、別に、自分が何か、解決する必要もない。なんだ、結局、そのまま、放っておきゃいいんじゃないか。放っておくことこそ、世界と一体になることだ。
っていう、ひらめきがよぎりました。当時、私は近所の嫌がらせに悩まされていた時期でしたが、このあと、なんでも、かんでも、「放っておけ!」っていう想いが自分の中で、定着し、本当に放っておいたら、大抵のことは、勝手になんとかなっていきました。
ワンネスとは世界を受けとめていくことだ
ただ、念のために言っておくと、自分の身の危険があっても、放っておくなんてことはしないです。起きることは、ある意味、しょうがないけど、自分のとれる行動っていうのは、しっかりとっていく。その上で、できないものは、まあ、放っておくしかないじゃないですか。
話がちょっと、脱線しちゃったけど、世界との一体体験というのは、別に神秘体験がなくても、日常生活で十分可能です。少しだけ、訓練が必要だけど。
周りに起きたことに、因果関係は求めず、「そうか、とりあえず、そういうものなんだな」っていう意識でいる。そういう意識でいるってことは、つまり、何もせずとも、世界とあなたが一体となったってことです。
(追記:だって、一体だからこそ、そこに文句も願いもなく、付け足すことも、何かを差し引く必要もないのですから。もちろん、それに対する、感情とか思考が湧いてくることについては、また、別のお話)
「世界と一体」になれたら、なにか、行動も勝手に出てきて、その世界が変わってくることも、まあ、あるかもしれません。ワンネスとは、実は、超簡単です。ありきたりの言葉でいえば、起きることをとりあえず、受けとめていくこと、ただ、これだけなのです。
そして、いろんなことが起きていく世界を受けとめていくことは、おそらく、それだけで、「愛」なのですよ、たぶん。