あなたへの信頼がお金に変換される
「お金」という形は変化していってしまう
昨日の記事に続くお話になります。お金については、それ自体を目的にしなくても(稼ごうとしなくても)、なんとかなるだろう、というのが私の持論です。お金というのは、ただ単に、交換するのに便利な道具というだけのものです。それを今の時点でたくさん持っていれば、安心できるだろうと思われがちです。
しかし、形あるものは変化していくのが世の常です。今の時点で、多く持っていたとしても、いつまでも手元に置いておけるとは限りません。現に、お金って、生活している限り、入ってもくるけれど、出ていくものでもあります。
まあ、形を変えていくものは、お金だけじゃないです。ほかのものも、どんどん、形を変えているじゃないですか。この世の中で、いつまでも、同じ形をとるものってないんですね。だから、仏教なんかだと、無常って表現します。
素直さ、思慮深さ、性格の良さ等の信頼こそが「お金」という形になる
そう考えると、お金を今、たくさん、持っている必要はないのです。別の形にしておいて、必要な時に、取り出さればよいのです。で、別の形とは何かというと、昨日お話した、『釣りバカ日誌』のハマちゃんで言えば、人懐っこさや釣りの技術、人情などです(人からの信頼とも言います)。
今、このブログを読んでいて、「私には、そんなものない。人懐っこくないし、外向的じゃない、人が苦手!」っていう人でも、大丈夫です。
もし、あなたが内向的なら、きっと、思慮深くてやさしい性格なのではないでしょうか?いつも、遠慮して、他人を優先し、親や先生の言うことをよく聞いて、素直に生き続けてきた人ではありませんか?
そんな人は、臆することなく、断言できますよ。それこそがあなたの財産であり、時に、お金に変換できるものです。性格が良くて、いじめにあってきた人なんかも、間違いなく、持っていますね。
多くの財産を、一時期にもつことは、縁やらタイミングやらの良し悪しで、分かれるところでしょう。しかし、食うには困らない、はずです。なんで、そんなことが言えるのか・・・、ただのカンですと言ったら、納得できませんか?(できないですね!)
ひとつ、確実なことは、素直で性格の良い人は、他人がほっとかないのですよ。経験上、黙っていても、人が寄ってきてくれます。そして、必要な時に助けてくれます。だから、食いっぱぐれないと言い切れるのです。それはあなたが信頼されているからこそ、です。
人は「信頼」を得たい
これは、職場で感じていることなんですが、人って、みんな「確かなもの」を求めているのを感じます。しかし、みんな、その「確かなもの」が何なのか、分かっていません。
それは、たぶん、「これがあれば、安心できる」っていうものなのでしょうが、人が最終的に求めているものは、おそらく、「根拠のない満足感」なのです。何かを購入したり、他人から承認されることで、得られる満足感ではなくて、「何もなくても、幸せだなあ」っていう感覚に近いものですね。
それを感じて、はじめて、人は、ようやく、延々とエンドレスに求めてきた「なにか」に気づき、探しものを終えることができるのです。
そして、「そのなにか」に近い感覚が、やさしさであったり、素直さ、そしてなによりも、すべてを受け入れられる力であったりするものなのです。だからこそ、人は、あなたを放っておかないのですよ。それをなんとか知りたくて、無意識に近づいてくるのです。
もう一度言いますが、お金は、いつでも、必要な時に、あなたの持つもので変換できるものです。だから、なにも心配いりません。そのやさしさと、素直さがある限り、つまり、信頼されている限り、なにをやっていても大丈夫なのです。
今あなたが生きていられるのは、あなたの力が変換されているから
アフリィエイトで成功したある人は、こんなことを言いました。
「私は、本当にお金の心配がなくなりました。なぜなら、キーボードひとつ、指先ひとつで、すぐに、手元にお金が入ってくるからです。ちょうど、お金を社会に預けているようなもの。その社会に預けているお金を好きな時に、引き出すだけなのです。」
これって、別に、アフリィエイト成功者だけの言葉、専売特許ではありません。今、手元にお金がなくても、必要な時に引き出せるのは、誰でも一緒です。引き出せる額や、タイミングは、人それぞれ、気質や精神的な面、生き方の都合で差がでてしまうかもしれません。
でも、引き出せる、っていうことに変わりはありません。サラリーマンにしろ、ニートにしろ、今、とりあえず、生活できているのなら、それは、あなたの持っているもの、力が、生活できる状態に変換されているのです。もっと、自信を持って良いのです。
その自信がやがて、少しずつ、少しずつ、変換させるものや量、スピードを変えていってくれるでしょう。まずは、今、自分がもっているものに、自信を持ちましょう。