あなたの創った現実があなた自身に求めているものは何か

自分の願いが偽物かもしれないと気づけますか?

昨日の記事の続きになりますが、理想と現実が一致していないと人は悩みます。しかし、ここで、とても重要な問題があります。そもそも、あなたが良しとする理想は、本当にあなたの理想なのかっていうことです。

 

このサイトで再三にわたって書いているように、浮かんでくる感情と思考というのはアテになりません。つまり、「あれ欲しい、これ欲しい」ってつぶやいている心の声(頭の声でも、なんでもいいですが・・・)は本当のあなたの声ではないからです。

 

とすると、自動的に、そもそもあなたが抱いてきた「願い」というのも、本当は偽物かもしれません。偽物だったら、叶う必要はないし、それこそ、今まで大変な想いをしてきた努力が無駄になってしまいます。(本当は、それも、全体的に見れば、すべてOKではあるのですが)。

 

とすると、私たちは本当の願い、叶う願いを知りたいですよね?そして、それは、とっても簡単なのです。昨日も言った通り、今、目の前にある世界こそがあなたのすべてだからです。今、目の前に広がる世界こそがあなたの願いです。

 

とりあえず、感情と思考が絶叫するかもしれませんが、脇に置いて、話を進めます。

今の現実をあなたが創ったとしたなら、そこで何をやりたいですか?

私たちが悩みなく、自由に、豊かに生きるためには、繰り返しになりますが、現実と理想が一致していないといけません。で、私たちは今まで現実の方を理想に近づけよう、近づけよう、と頑張ってきました。

 

しかし、そこで、一生懸命になるあまり、さらに、悩みを深めた方は多いかと思います。それなら、ここでも、発想を変える必要があります。

 

今、目の前にある世界を、自分が望んで創ったとしたら、私(感情と思考ではないあなた)は、いったい、今の現実で何をしたいのだろう?何を求めているのだろう?」と。

 

そのように考えることができたら、世界が変わり始めます。今まで、敵だとばかり思ってきた現実のほうが、あなたに寄り添ってくれるようになります。

 

なぜなら、あなたが望んで創った世界だからです。いつでも、あなたの味方になろうと待ち望んでいます。感情と思考は納得しないでしょう。納得させる必要もありません。おそらく理解できないだろうから。

 

今ある世界は、生まれ育った環境、あなたの気質、性格、それに伴う行動・・・いろんな要素が絡み合ってできた複雑な世界です。あなたが預かり知らなくても、そんなあなたの要素が今の世界を創ってきました。

 

感情と思考にはわかりません。「私は、こんな世界創っていない」と言うでしょう。それで良いです。でも、あなたのすべての要素があなたの世界を創ったことを一度、なんとなく認めてみてください。

世界=自分の始まりは今の現実を受け入れた時から

それが腑に落ちれば、必ず、あなたの今の現実が、容易く、楽に生きるためのヒント満載であることに気づきます。また、そのヒントをうまく利用できれば、あなたにとってのいろんな「秘策」が勝手に浮かんできます。そして、必要なら、遅かれ早かれ勝手に行動します。

 

そうなれば、人生は自動的に、うまく行き始めます。これ、何度も言いますけど、「妥協」ではないのです。妥協は、「仕方ないから、私の人生こんなもんでいいや」でしょ?

 

そうじゃあ、ないのです。

 

「あの願いは思い通りに運ばなかったけれど、これは、なんとなくすぐに手元に来たし、心地いい。これが、私のやることかもしれない」

「私は世界からこういうのを求められているのかな?それなら、そのように生きてみよう。自由にできるところは、自由にやる。嫌いなことはしない。あとは知らんがな」

 

一旦、こんな感じで世界を受け入れることです。ここに、「仕方ないから」はありません。積極的に生きる覚悟があります。すると、あなたと世界は歩み寄ってくる、つまり、一致してくるので、なんか、心地いい状態になります。今まで抱いてきたあなたの願いも、その様相を変えるかもしれません。

 

例えば、「叶う、叶わんより、やっていて、心地よいので、それだけで十分になった」「今まで仕事が嫌いだったけれど、やり方変えたら、感謝されることが多くなって楽しくなった」みたいに。

 

その過程で、違った形、別の方向から願いの実現とかもあるかもしれません。とにかく、気分いい状態、心地良い状態が持続するようになるのです。そして、それこそ、スピリチュアルとかでよく言われる「世界=自分」(つまり、理想と世界が一致した)の始まりだと、私は思っています。

 

本音の願いは感情と思考が弱まった時に感じる

この感覚は、「自分がいつも主導権を握っていたい」とつぶやく感情と思考にはわからないものです。おそらく、上の説明も「そんなの詭弁だ」とか、「結局、思い通りにはならないんだ・・・」とか、がっかりしているかもしれません。

 

でも、感情と思考が沈黙する瞬間を狙って、もう一度、このことを感じてみてください。きっと、なんだかわからないけれど、心地よさ、穏やかなものが広がっていくことに気づきます。

 

あなたの本音、本当の願いは、感情と思考の働きが弱まった時に、ふと、感じることができるものです。現実が理想と一致していないと思ったのなら、ぜひ、現実を動かそうとするのをやめて、一度、観察してみましょう。

 

あなたの本当の願い(本音の願い)は、本当に理想通りなのか。感情と思考がでっちあげた、偽りではないか?と。そこになにか、感じるもの、気づくものがあったら、その時こそ、真の自由、豊かさ、心地よさが目の前に現れます。

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