運命と宿命をかわす方法
運命も宿命もそういう思想っていうだけ
運命と宿命・・・。人生が思い通りにならないと思う時に、浮かんでしまう言葉かもしれません。ところで、「運命」を広辞苑で引くと、
「人間の意志にかかわりなく、身の上にめぐって来る吉凶禍福。それをもたらす人間の力を超えた作用。人生は天の命(めい)によって支配されているという思想に基づく。めぐりあわせ。転じて、将来のなりゆき。」とあります。
さらに、宿命は「前世から定まっている運命。宿運」まあ、定義なんか、どうでもいいんですけれど、運命のところの説明にあるように、運命っていうのは、「人生は、天の命(めい)によって支配されているという思想に基づいている」だけなんですね。
だれかが、ある(思い通りにならなかった)現象を見て、感じて、これは、「運命だ!」と名付けただけのものなのです。で、宿命も、生まれる前から決まっている「運命」とあるので、結局のところ、思想の範疇をでていません。
そうすると、運命も宿命も人間が勝手に、思い通りにならないものがあったことを「運命」とか「宿命」とか定義づけただけなのです。だったら、私たちは、ある人たちが決めたこと、別に、従わなくても、よいのです。
ただ、今のあなたの環境があるっていうだけ
会社でも、そうですよね?理不尽な要求は、直接対決しなくても、のらりくらり、かわしてしまえばよいのです。運命や宿命も同じ、対決しようとしないで、かわしてしまいましょう。どうやってやるかというと、「運命」「宿命」とか思わなければよいのです。思い通りにならなかったものは、ただ、そのようにならなかっただけの話です。
生まれた時に、その土地で生まれ、ある親をもち、その学校に通って、就職または独立、または無職…etc….。そこに、運命と宿命をもちだす必要なんかありません。ただ、そういう状況があるだけなのです。
運命とか、宿命とか、頭にちらついたら、とりあえず、肯定も否定もしないで、ちらつくまま、放っておきましょう。別に、なにもする必要もありません。なにもしなければ、川の流れと同じように、行けるところまで、行き着きます。
ただ、流れている最中に、「自分の心が軽くなることを選択していくこと」だけは、しっかりやっていきます。たとえば、仕事が嫌いなのに、無理して、働こうとしないことです。就職している人なら、どうしても気分が乗らないなら、仮病でも使って、休むこともありです(私は、これ、たまに使う!)。
会社内の評価が下がったり、給料が減ったりするかもしれませんが、そんな先のことは、その時になってから考えます。気分が軽やかなら、後のことなんか、どうにでもなるので。
思い通りになるものだけ、思い通りにしていけばよい
今、心が軽やかなら、運命と宿命は、仮にあったとしても、どちらも、影響を及ばさなくなるでしょう。思い通りにならないものは、放っておいて、思い通りになるものだけを思い通りにすれば良いのですよ。
思い通りにならないことが多い場合はですね、しばし、動くのをやめて、楽しいことでもやりながら、または、ぼーっとしながらでも、様子を見ましょう。そのうち、潮の流れが変わるかもしれません。
そうすると、経験上、勝手に人生流れていき、その人らしい人生になっていきます。その人らしい人生は、無理がなく、たいした苦労もなく(苦労だと思わず)スムーズに進むので、その流れに乗ったことがすぐにわかります。
それは、もしかしたら、自身が望んでいたものとは違うかもしれません。しかし、非常に楽で、穏やかな人生になるでしょう。まとめると、運命と宿命が影響を及ばさないようにするには、
①それは、人間が勝手に作り出した思想で、その定義に従う必要はない。
②常に、心が軽やかになる方を選択し、思い通りにならないものは、放っておいて、思い通りになるものを思い通りにしていく
結局のところ、運命だ、宿命だって考えないようにしようっていうことですね。この一言で、十分でした(!)。