本当の自由な生き方とは?
不安を抱えるのは人間の癖みたいなもの
現代は激動の時代ですね。周囲を見渡しても、みんな、なにかの「不安」を抱えながら生きているんだなっていうのを、感じることがあります。
「そういうお前は、何の不安もないのか?」って言われると、全くない、とは言い切れません。しかし、不安を抱えるのは、人間の癖みたいなものです。なにかの弾み、周りの環境とか、タイミングとか、そういう時に、ちょっと、顔を出してしまうだけです。
ちょっと、顔を出すだけなんだから、出るがままにしておけばよいのです。よくやっちゃうのが、「おお、よく出てきた、ちょっと、付き合ってあげよう」って、相手にしてしまうこと。
相手にしてあげたら、不安は、顔だけでなく体全体でその喜びを表現してしまいます。ちょうど、嫌がらせをしてくる人が、相手の反応を喜んで、ますますエスカレートしていくものですね(経験済みなので、あえて、この表現を使った!)。
不安が顔を覗かせたら、相手にしないで、そのまま放っておけば良いのです。何回も、何回も、しつこく、あなたの反応を見たくて、ちょっかいを出してくるかもしれません。それでも、相手にしない、無視をする、放っておくを貫いていきます。
すると、そのうち、顔をだしてきても、気にならなくなっていきます。「不安はそういうものなのだ」と、なかば、達観できるかもしれません。これは、相性の悪い人でも同じ。「あの人は、そういう人なのだ」と割り切れるようになっていきます。
穏やかさこそ人間最大の武器
この世に生きていく以上、ネガティブなものは付き物です。消そうとしたって出てきます。ならば、消そうとしないで、消えるまで待ちましょう。無常の世界(不変はありえない世界)なので、待っていれば、そのうち変化が訪れます。
待っている間は、気分が晴れやかになること、穏やかになることをできるだけ、やっていくこと。これが、一番です。特に、「穏やかさ」というのは、人間にとっての最大の武器なんですよ(武器っていうと、語弊があるかもしれないけれど)。
怒っている人は、穏やかな人、穏やかな対応を前にすると、怒りが薄れていきます。他人からよくない感情を向けられても、穏やかなあなたを大きなトラブルに巻き込むことはできません。混沌とした不安やめまぐるしく変わっていく時代も、あなたを翻弄することはできないでしょう。
そして、そんな不安を放っておくことができた時、「本当の自由」が訪れます。本当の自由とは、どんな環境でも、生きていくことができる、対応能力です。それは、「◯◯がないから、◯◯を欲しい」ために頑張る、抜け出そうと努力する能力ではなくて、今の環境をとりあえず、受け入れる力。
この環境なら、こういう生き方ができるを、自然に考えていきます。サラリーマンなら、「がむしゃらにやって、疲弊してしまうなら、サボる方法を実践してみる」とかですね。節約術とかも、適応能力です。給料が少なくても、出ていくものを抑えれば、お金は貯まり、好きなことができる可能性が高まります。
どんな環境でもメリットは存在するもの
要は、どんな環境でもメリットというものは、あるものなので、そこに焦点を当てれば、楽しく生きられる、ということですね。サラリーマンは、不自由って、思うかもしれませんが、サボっても、お給料がもらえるという利点があります。これって、ある意味、すごいシステムです。だから、そこをとことん、利用する。
「仕事がきつい」って思っている場合は、自分が勝手にそのように思い、そのように行動しているだけかもしれません。だって、どこにでもいるでしょう?上司のくせに、ろくな管理もしないで、お給料もらっている人が・・・。
そんなダメなところには目を向けず、私たちも、同じようにサボればよいのです。それができたとき、「どこにでも、自由っていうのはあるんだ!」って思えるかもしれません(もしかしたら、私だけか!)
責任とか、「これをやらなきゃ」とかっていうのは、自分自身が勝手にそう、思い込んでいるだけです。だから、そう思わないで、好きなようにしていけばよいのです。今あるところで。
今ある環境から小さな変化を起こしていく
その上で、「もっとよい環境にしたい」と思ったら、無理のない範囲で、小さな変化を起こしていきます。それは、根本的な生き方の基準を考えることであったり、転職サイトを見ることとか、起業する本を読むとか。
とにかく、目に見えないほどの変化でもよいのです。無理のないように、自然にやってみたくなること、気がついたらやっていた・・・、そういうことをつなげていきます。そうすれば、すでに、それは、変化を起こしたことになります、誰が何と言おうと。
そうやって、人生は変わっていきます。変わるきっかけなんて、実は、たいしたことのない、小さなものであることが多いもの。
だから、急激な変化を望むのではなく、少しずつを大事にしましょう。それまで、今の環境を適当に受け入れながら、のんびりと生きていく。そんな生き方こそ、変わることのない、本当の自由を感じることができます。
まとめると、
①不安が顔を出しても、相手にしないで放っておく
②放っておくことができれば、環境適応能力が発揮される(受け入れる力が得られる
③その上で、自然にやってしまうこと、気がついたらやっていたことをつなげていき、目に見えないほどの変化を起こし続けていく
ぜひ、今あるところで、自由を感じてみてください。人生のベクトルが変わるかもしれません。