変えたかったら今を受け入れる

今を変えようとしない

現状を変えたい、なんとかこの状況から脱出したいと、思っているかもしれません。だから、今、この瞬間も、いろんなサイトをめぐり、本を読んでいる途中の方もいらっしゃることでしょう。

 

でも、世の中って、ほんと、真逆のことが多いものです。変えようとするとなかなか、変わりません。変えたかったら、変えようとしないことです。今のあなたのまま、今のその現実を受け入れること、これが、まず第一課題となります。

 

現状（仕事とか、今住んでいる所とか）に、今のあなたが満足していなくても、とりあえず、自分がそこにいることを受け入れます。ただ、「受け入れる」っていう言葉は、ニュアンス的に、「我慢しろ」っていうのが含まれるので、ちょっと、いい印象を受けないと思います。

 

現状を受け入れるとは我慢することではない

 

ですが、ここで言いたいポイントは、逆です。むしろ、今ある現状から我慢しないことを実行していくのです。これが「受けいれる」です。仮に、仕事の人間関係が嫌なら、そもそも仲良くする必要なんてありません。徐々に距離をおいて、そういう嫌な人に媚びない、挨拶程度はしてあとは話をしない、とか。我慢して付き合わないことです。

 

仕事自体につまならなさ、嫌気があるなら、上司に仕事量の調節、配置転換をお願いするとか、いきなり、辞める、とかっていう選択を取らなくても、今いる場所で自分なりに自由にできるやり方って、けっこうあります。

 

多くの方が、一発大逆転こそが変化だと考えています。つまり、極端にいうと、明日から、収入上がっていて、人間関係もよくなっていて・・・っていうような。そうでないと、あなたの感情や思考は「変化だ」と納得しないからです。もちろん、それも変化なのですが、でも、大きな変化を望むと、「できない」とか「今は時期じゃない」とか、たいてい、感情と思考が言い訳をし始めて、あなたは、そんな狭間で悩むだけです。

 

今いる場所で、今のあなたのまま好きなようにやっていく

 

だから、今、ある現状から、できることをやっていきます。そして、それは、今ある現状を無理やり納得して「私の人生こんなもん」って納得することじゃないです。今この瞬間から、あなたの好きなように動くのです。我慢をしない（＝あなたのままでいること）ことです。前回の記事ともつながりますが、あなた自身が嫌がること、気のすすまないことをしてはいけないのです。

 

そんな積み重ねをした先に、やがて、目に見える形で「ああ、そういえば、変わったのだなあ」と思えるときが来ます。それは、新しい仕事に就いていることかもしれないし、今やっていることとは別に、やってみたいことが見つかることかもしれません。

 

いずれにしても、変化は今この瞬間から起こせます。あなた自身が、現状を受け入れて、その今ある場所で自由にやりはじめることで。これこそが、もっとも簡単かつ効果のある、人生を変えるための方法なのです。